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マンガ★ゲットを 御存知でしょうか?

無料の漫画投稿・閲覧サイト 「マンガ★ゲット」。 に、遅れて来たユーザ 蛸。 の、「もしかして、既に? もう、今更…ですか?」 な記事です・・・

『デビルズライン』3巻特別編・前半(マンガボックス配信35話)落描感想

花田陵氏『デビルズライン』

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マンガボックスで、『デビルズライン』が無料配信されております。

 先日11月26日配信の35話は

『特別編 Line of Zeroゼロの線路』(コミックス3巻収録)の、前半14ページ分です。

 

(上記からは、最新話へリンクとなります) 

マンガボックスで配信されたのを読んで、ちゃちゃっと記事にする。

コレを、できれば定着させたい蛸です。

(まぁ、こんなコトいつまで続けられるかですが…)

ホント、思いつくまま書いておりますので。

未整理ですが、よろしければご覧くださいませ。

f:id:TACOMIC:20161128115738j:plainネタバレではないです。

 

 

1.鏡に映る姿

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鏡の中の自分。 

そして、ホーム向こう正面で対峙した安斎氏。 

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鏡の中でお馴染みの、「鬼である者」だと直感したのでしょうか。

 

 

2.鳴海氏 

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切れ長で、どちらかというと白目がちな(黒目がそう大きくない)目。

悪役キャラなら、冷たそうに見える目ではないか?と思うのですが。

「いい人」として描かれると、全く印象が異なるものですね。

涼やかで優しげな美女、に見えます。

 

花田氏の描かれるキャラは、白目がちな人がわりと多い

…ような気がするのですが。

しっかりしてて理知的で頼れる、面倒見のいいキャラは、こういう白目がちな目でも「いい人」に見えるのですね。

 

f:id:TACOMIC:20161128113652j:plain◆柳氏…は、やっぱ悪人ヅラにも見えてしまいますが。

 

f:id:TACOMIC:20161128113717j:plain◆菊原氏はモロ悪人ですし。

◆ゼロナナ氏は阿修羅のよう(「悪人」というより、憎しみ・サツ意に囚われてる状態)。

 

f:id:TACOMIC:20161128113755j:plain◆このイレブン氏も、いかにも意地悪そうです。

 

◆あと、ゼロキュー氏も。いわゆる「悪いコじゃないんだけど」、意志薄弱で悪事も働いてしまうキャラですし。

 

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ところで。

f:id:TACOMIC:20161128115053j:plain花田氏は弟さんがおられる、というような事を担当編集さんとの会話だかツィッタだかで見た憶えがあるのですが。

「しっかり者で包容力のある面倒見のいい年上女性:年下男性を可愛がる」

というのが、花田氏の得意なキャラなのでしょうかね。

(つかさ氏は「しっかり者」ではなく「おっとりしてて危なっかしい」キャラですが、これはストーリーとして「とっかかり」「成長の余地」というか)

 

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にしても。

鳴海氏の颯爽とした全身の姿を描けば、より「魅せる」効果があったと思うのですが。

ざくっと想像で、全身&制服をば。

f:id:TACOMIC:20161128113926j:plain少女漫画ならこんな風に描くのでは。

f:id:TACOMIC:20161128115123j:plain制服はスカートかな?パンツ(ズボンというのだろうか)でしょうか? 

 

 

3.構図・全身の立ち姿

花田氏は全身を、ごく限られた場面でしか描かないように見えます。

◆ロングの背景の中で、状況を示す必要がある時。背景の中にキャラを小さく置くので全身になる

◆まさに見せ場! という全身絵。

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…とかで、それ以外は顔アップか、バストショットか膝・腰から上が殆どです。

今回配信の35話でも、全身が描かれてる主要キャラは、「キオスクで立ち読みする中村氏ら」と、この安斎氏の2コマだけです。

 

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f:id:TACOMIC:20161128115209j:plainこの傾向は他作家でも見られるので、「構図の癖」のようなものだと思うのです。 

 

例えば、よしながふみ氏。

f:id:TACOMIC:20161128115253j:plain作品がドラマ・映画化され、数々の受賞もしてる大作家ですが。 

◆『西洋骨董洋菓子店』 

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昔、『西洋骨董洋菓子店』を雑誌掲載時に1回だけ読んだら、全身を描いた絵が殆ど無かったと記憶してます。

      f:id:TACOMIC:20161128115324j:plain

たまたま、その回だけそうだったのか?と確認すべくネットで試し読みしようとしたのですが~鬼畜蛸。

この作品は配信されてないんですねぇ他作品はあるのに。

f:id:TACOMIC:20161128115404j:plain以下、儂の記憶です。間違ってたら失礼(紙の本で確認できたら追記します…ああ鬼畜蛸)。

主人公は「万能なイケメン」で「しかし女性に振られまくってきた」、という過去説明回だったのですが。

f:id:TACOMIC:20161128114209j:plain◆『西洋骨董洋菓子店』より。この回です。 

30p以上あったかな?で、覚えてる限りでは、全身が描かれてる絵は3つだけでした。

それも、

f:id:TACOMIC:20161128114252j:plain主役がうずくまってトイレで吐いてる

f:id:TACOMIC:20161128114313j:plain主役が振られて、身を丸めて泣いてるギャグタッチの絵

f:id:TACOMIC:20161128114333j:plain他キャラ(彼女)が身を丸めて別れ話をする(これが一番大きく綺麗に、印象的に描かれてました)

悲惨な状態ばかりです。

なので。

前後を読んでなかった儂は、主役男性が「かっこいいイケメン」とは全く思えませんでした(あくまで当時の読んだ限りの儂個人の印象ですが)。「かっこいい」ことを示すセリフやエピソード情報が、全て「振られて泣く」描写で打ち消されてしまいまして。

彼が、びしっと立ってキメて魅せる!絵が一つでもあれば、全く印象は違ったでしょうに。       

f:id:TACOMIC:20161128115453j:plain「ひょっとして靴を描きたくなかったのではないか?」とか思ってた蛸(あの3つの全身は全て靴下です)。 

で、今回。

『きのう何食べた?』と『大奥』を少しだけ、ネットで試し読みしたところ。この2作は全く構図・構成が異なっておりまして。

「描くときには描く」という、フツーに当然なコトがわかりました蛸。

          f:id:TACOMIC:20161128115518j:plain

  

◆『きのう何食べた?』1巻より

f:id:TACOMIC:20161128114415j:plain表紙

f:id:TACOMIC:20161128114436j:plain扉絵

主要キャラ二人の全身で、靴も描かれてます。

が、第1話では作中20ページで、主人公の全身が描かれてる絵は2つだけです。

f:id:TACOMIC:20161128114518j:plain立ち姿が1つ。 

f:id:TACOMIC:20161128114543j:plainあとは裸足で座ってるものです。

現代日本で暮らす社会人ゲイカップル。食事・料理メインの、質素でほのぼのする日常描写。 バーン!と全身描いてキメる必要が無い(この回では)。 

◆『大奥』1巻より

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歴史ものとして、背景やら当時の事情やらキャラが何してるかやらを、一目で頭に入るよう描かねばならない。 

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キャラのかっこよさをキメて魅せる立ち姿や、ドラマチックな全身も。

f:id:TACOMIC:20161128114738j:plain f:id:TACOMIC:20161128114756j:plain f:id:TACOMIC:20161128114819j:plain

 

 

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◆鈴木光明氏『少女まんが入門』より。

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以下、引用です。

p192

ズーっと上半身だけのコマばかりつづいていて、7・8ページめで、はじめて主人公の全身が見え、「ああ、このヒトには足があったのか!!」なんて、カンゲキしてしまうこともあります

p246

アップショットは、ロングショットが社会的なひろがりをもった客観的な表現をするのと反対に、個人的な、小さな事件に向いています。

少女まんがにアップショットが多くつかわれているのは、ストーリーが社会的な大事件などではなくて、あくまでも主人公を中心にした、主観的なおはなしを題材にしているせいです

 

鈴木氏は講評で、投稿作の背景・構図とかの欠点をよく指摘しておられたものですが。

読者としては、そんなトコはあんま気にしないんですよねぇ。

というか、プロ作家でやっていけてる方々は、作品自体に魅力があるので、そういうのはどーでもよくなってしまう(気にする読者は読まなくなるだけで)。

 

先にあげた『きのう何食べた?』1巻第1話でも、主人公の全身の絵は後の方になってから出るのですが、無問題で読まれておりますし。 

 

花田氏は靴もちゃんと描かれるので、「靴を描きたくない」などということはあり得ないと思います。

それでも全身絵が少ないのは、やはり、作画・構成の癖でしょうね。

 …って、ここまで他作家他作品とか挙げといて、着地点はソコかい蛸。 

         f:id:TACOMIC:20161128115601j:plain

 

そういえば。

『少女まんが入門』p337で「ありきたりなストーリー・ワースト10」の一つとして「男の子みたいな女の子が出てくる話」をあげ

p339

自分なりの新しい匂いをかさねなくては意味がありません

と。

 

『大奥』は男女逆転というありがちネタでも「こうくるか!」の良作ですし、

そして『デビルズライン』も、

「投稿作ありがち3大ネタ」の一つらしい「吸血鬼」ものでありながら「こうくるか!」良作である、と。

f:id:TACOMIC:20161128115630j:plainって、繋げる蛸。あははは。   

ええと。 今回は、【安つか】も【安ハン】も【菊ナナ】もないので…。

いつにも増して、余談に走ってしまいました蛸。

あ、次回配信36話もそうなる…かも。

f:id:TACOMIC:20161128115702j:plainあああ。

 

 

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と、毎回の事ですが。勘違いだったらごめんなさい蛸

 

       f:id:TACOMIC:20161128115954j:plain

さて。

ちゃちゃっと描く、というはずの、この落描き体制。

来週も出来るでしょうかね。

いつまでできるか?

まともな記事になるのか?

では。

f:id:TACOMIC:20161128120018j:plain礼。