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マンガ★ゲットを 御存知でしょうか?

無料の漫画投稿・閲覧サイト 「マンガ★ゲット」。 に、遅れて来たユーザ 蛸。 の、「もしかして、既に? もう、今更…ですか?」 な記事です・・・

花田 陵氏 『デビルズライン』のこと・2:黒子(ホクロ)&お口(おクチ)について

1.まずは、黒子の件

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なんといっても、この。 唇に黒子。 唇のライン間近に、黒子。

初めて見たとき、お? と思ったものです。

そんなところに黒子のあるキャラは、他に見た事がなかったので。

 

他作家の「唇に黒子のあるキャラ」参考作品。

板垣恵介氏『グラップラー刃牙』より 範馬刃牙氏。

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唇というより、口元ですね。

安斎氏に近い位置の黒子というと、彼くらいしか思いつかないです…儂が無知なだけだったらごめんなさい。

 

そう、つい目が行ってしまうんですわ黒子。 そして、唇。

この唇で… 吸血する。

のみならず、接吻するのですよ。

キスが。 吸血行動に勝るとも劣らぬ、魅力的な見せ場。

なんというか、「萌えてしまう吸血鬼」の漫画なのであります。

これは珍しいのでは。(それとも儂だけでしょうか?こーゆー萌え方してるの)

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さて。

花田氏は個人サイトで、過去作を幾つか公開なさってるのですが、

顔に黒子がある男性キャラが、複数登場します。

『晴天快速1』より 葛西千博氏・池町望武氏。

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(わかりやすくするため、黒子を強調して描いてます)

どなたか、モデルでもあるのでしょうかね。

 

他作家の「黒子のあるキャラ」参考作品・唇以外の場所。

業田良家氏『自虐の詩』より 森田幸江氏。

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体のあちこちに黒子があります。

特に鼻の脇の黒子は、顔が左右どっち向いてもあるのです。

BS漫画夜話では《鼻の両側にあるのではなく、いわば記号》云々と。

「無い方がいいけど常に目につくモノ」「染みついた幸薄さの象徴」…とでもいいましょうか。

 

竹易てあし沙村広明氏『おひっこし』より 赤木真由氏。

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肌の露出ぎみな服をよくお召しになってるフェロモン系美女。

つい、黒子に目が行ってしまうのです。

「リアリティあるセクシーさ♡」とでもいいましょうか。

「素肌」「肉体」を、より生々しく感じたものです。

 

で。

安斎氏の黒子。 1つだけ、唇にある。

これによって表わされる(見る側が想起する)、もの。

安斎氏というキャラの凝縮。

コレだけで彼だとわかるし。

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(無意味にカラーのも貼る蛸でした)

 

2.お口(クチ)の件

さて。

花田氏は、お口(クチ)に思い入れでもあるのではないか?

と思う蛸であります。

氏のサイトで拝見した過去作でも、口が大きいキャラが複数登場してましたし。

『さらばこころ』より 松原聡介氏。

 f:id:TACOMIC:20160501184126j:plain本物は綺麗なカラーです。

 

又。『デビルズライン』田丸裕子氏の、このシーン。

「口の周辺についた血の描き方がユニークだなぁ」と思ったものです。

f:id:TACOMIC:20160501184210p:plain吸血してから5時間?経過してるのに、血まみれ。

血糊を塗ったような、貼りついたような。

 

そして。

吸血鬼ものでの「変異」となると、目・爪・牙…が変化するのをよく見かけますが。

『デビルズライン』での変異の際、目や爪はまだしも。

口が、猟奇的とも見えるような変化をします。

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イケメン主人公の、この変貌。 これが描けたのは青年誌ならではでしょう。

ホラー漫画でもない少女誌では、描くのは難しいと思う(悪役・脇役ならまだしも)。

主役級だったら、「変異するシーンはあまり出さない、抑えた表現」にせねば描けなかったのではないでしょうか。

(又は、コメディ・ギャグならありえたかな?)

 

というより。

ホラー雑誌用でもないのに「そこまで描こう」、という女性作家は、そもそもいなかったのではないかと思います。

 

少女漫画の「美形主役で鬼」例

木原敏江氏『花伝ツァ』より。

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この作品では、主役格の美少年キャラが鬼です。変異する(というか、正体を現す)と、小さな角・牙が生えます。

他にも、木原氏は鬼を主役級とした作品を幾つか描かれていますが。

大江山花伝』では、脇キャラの鬼たちは筋骨隆々で恐ろしげな、まさに「鬼」でしたが。サブ主役格の、すらりとした美青年キャラには、角&小さな牙だけ。

『とりかえばや異聞』では、主役格の美青年キャラが鬼に変異。 多少グロくなってました。 発表されたのが、これら「鬼もの」作品で、一番後年なので。 「グロテスクな変異も描ける」ようになってたのかもしれませんね。

 

 

では。

『デビルズライン』記事・3に続きます。